今回も野菜の初期作業をご紹介致します。
サンプル材料は接ぎ苗の『千両二号』です。台木は『トルバムビガー』で連作障害や病気の心配が少なく、多収穫も期待できます。
なお、当店取り扱いナスは『千両二号』以外に、水ナスの『紫水』もあります。
宜しくお願い致します。
では作業ですが、
今までご紹介してきた作業の意図と同様で、野菜苗の力の使わせ方をコントロールしてあげます。
写真の様に赤丸の台木の芽、青丸の腋芽を取り除いてあげます。
特にナスの台木は毎年強いなぁと感じます。台木の芽をしっかり取り除いて千両二号の生長を助けてあげます。
腋芽掻きの範囲は初めに付く花から下に数え1~2芽を残しそれ以下の腋芽を取り除いてあげます。
地植えの場合は2芽残し、鉢植えの場合は1芽残しといった感じかと思います。
当店取り扱いの商品はある程度芽掻き作業済みです。
その他特記事項ですが、
①病害虫に注意です。
ナスはハダニやうどん粉病を比較的見かけます。ハダニは実を付ける前に農薬(接触剤系)で対処してあげます。増えると厄介です。
うどん粉病は湿度が高いと増えます。雨の後などには定期的に殺菌剤を施してあげると良いです。
②秋ナスもおすすめです。
8月中旬に切り戻しを行い、枝を更新してあげると秋頃に秋ナスの収穫が見込めます。
『秋ナスは嫁に食わすな』などと言われ、可哀想な表現ではありますが、秋ナスは嫁に食べさせたくないと姑に思わせる程美味しいとされています。
是非やってみて下さい。
宜しくお願い致します。