モミジ盆栽の作業(①植え替え)

今日はモミジ盆栽の植え替え作業をご紹介致します。

基本的に落葉樹は休眠中(落葉中の新芽が動く前)のこの時期に根を傷つけるダメージの大きい作業(”強植え替え”とします。)を行います。寝ている間に手術するイメージです。

モミジは落葉しているこの時期に土を替えてあげるのが良いです。

春、新しい根が元気良く新しい土に伸びて行きます。

根が詰まっていると、新芽の生長が悪くなったり、夏場の水やりが大変になったりします。

植え替え時期について追記ですが、今蕾を持っている桜や梅などは花がうまく咲かなくなる可能性が有る為、花後で新芽が動く前に”強植え替え”をします。

また、木瓜(ボケ)や長寿梅などは病気のリスクが有る為、秋に”強植え替え”をします。

植物によって植え替え適期が違うので不明な際は、お問い合わせ下さい。

長くなりましたが、以下、作業を紹介します。

1)枝を剪定します。

  ⇒ 

枯れた枝や盆栽としての形を崩している枝を剪定します。また、枝の節に新芽が確認できるので、それを確認しながら葉が展開した状態を想像し全体像を整えて行きます。

2)根を整理し古い土を落とします。

根をほぐし約3分の1程の土を落とします。根自体も写真程度まで切り落とします。

ただし、元々の根張り具合により根の切り落とし量の調整が必要です。

根張りが悪く弱り気味の場合は植え替え不要の場合が有ります。

3)盆栽鉢と合わせ盆景を決める。

枝ぶりや主幹の形(模様)を見て、良く見える方向を正面とし植える位置を決める。

4)土を入れて完成・・・と思いきや。

完成。水をたっぷり与えます。次の水やりは表土が乾いたらあげます。

正面が違うと先代に注意され直されました。

まだまだ若輩ものですが、皆さまの参考になれたら幸いです。

以降の通年管理も適時ブログを投稿してゆきます。

長くなりましたが以上です。宜しくお願い致します。

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