今回は前投稿の続きです。
前投稿ではコガネムシの幼虫が根を食べてしまう事をご紹介しましたが、コガネムシは成虫も困った奴なんです。
まずは写真です。
上の写真は、左が成虫、右が蛹です。
さらにアップ写真はこちら、
大体全長約2cmです。
どちらも根を食べ尽くした鉢の中に居ました。飛び立つ前に捕獲できて良かったです。
成虫は葉を食害します。バラ、クチナシ、モミジ、リンゴ、ナスなどの葉を食べられた経験があります。恐らくそれ以外も食べれると思います。
対処法としては、
①防虫ネットを掛ける。
見栄えは悪くなりますが確実です。近付けないのが一番です。
②定期的に農薬を散布する。
コガネムシ成虫の適応がある農薬は、忌避や殺虫効果がありますので一定期間は有効です。
③誘蛾灯などのを置き捕まえる。
可視光線に寄る性質なので誘蛾灯などで寄せ電気ショックもしくは捕殺します。郊外のコンビニなどの入り口にある青白い光を放っている機械です。
こんなところかと思います。
上記が出来たら良いのですが、出来ない場合は下記に注意下さい。
①夜、可視光線を発する物に植物を近付けない。
夜、可視光線に誘われ街灯などに当たり、落ち、着地した近辺の葉を食害します。何匹も集まるとかなりの量食害されます。
②植物に注意を払ってあげて下さい。
コガネムシが付いてないかチェックしてあげて下さい。樹を揺すると落ちる場合もあります。付いていたら捕殺して下さい。もしくは殺虫剤の使用をおすすめします。当店でも扱っている『ベニカXファインスプレー』は直接かかると5~10分で効果あります。
③株元にネットを掛ける事もおすすめです。
鉢植えについてですが、成虫の産卵にも注意したいです。株元にネットを張り土に触れられないようにしてあげると産卵の予防になります。幼虫による根の食害予防におすすめです。
以上です、2投稿に渡り長くなってしまいましたが読んで頂き有り難うございます。
ご参考になれたら幸いです。
宜しくお願い致します。