皆様、夏野菜などは順調でしょうか?
梅雨から暑い時期にかけては多少病害虫への警戒が必要です。
『良い作物を採りたいけど、農薬はちょっと使いたく無い』と考えられる方に農薬について少し説明をしたいと思います。
この投稿では、住友化学園芸さんの農薬セミナーの内容を参考にしながら書きました。
農薬とは病害虫や動植物から作物を守る薬だったり、植物の生理的活動をコントロールする薬などを言います。また、防除の為に使う天敵に対しても一部農薬とされます。
安全性についてですが、農薬には『農薬取締法』と言うものが有り、我々の人体に影響が無いよう厳しくルール決めがされています。
人間や動物に使用する薬は、『医薬品医療機器等法』で運用されておりますが、『農薬取締法』はそれと同等レベルのチェック項目、基準に基づいて効果や安全を確保しているそうです。
その為、農薬として登録してある商品は用量用法を守れば安全と考えられます。(しかし、化学物質等に過敏な方には注意が必要なのではと考えます。)
しかし、農薬を使わないに越した事はありません。(住友化学園芸さんも推奨してました。)
まず農薬を使わなくても済む環境を作ってあげて下さい。
①病害虫の発生しにくい環境作り。
風通しを良くし病害虫の過ごし易い環境にしない。
②直接病害虫が居ないか確認する。
手間ですが、葉の裏表、幹、株元をチェックします。物理的駆除、早期発見予防です。
③植物を健康的に管理する。
健康な株ほど病害虫リスクは少ないです。日頃の管理も重要です。
上記3項目に気を付けて頂ければ病害虫リスクを低く保てますが、やられる時はやられてしまいます。
そんな時には農薬の使用をおすすめします。
不明な点は是非ご相談下さい。
状況に合った農薬をご紹介させて頂きます。
宜しくお願い致します。