今回は雑草むしりについて書きたいと思います。
まだ暑い日が続いていますが、徐々に季節が変わってきましたね。
コオロギの鳴く音などを聞くと少し寂しく感じます。
雑草ももう少し温度が下がって来ると越冬するための準備をするやつが増えてきます。
翌春、雑草むしりで苦労しない為にも今頃から雑草対策をすることをおすすめします。
では、具体的に作業をご紹介します。
注意することは2つです。
①できれば根を残さない様に取る。
上の写真の様にピンセットを挿し込み深く根を下ろすタイプの雑草を取り去ります。鉢植えの場合は鉢から抜いて作業すると比較的楽です。ただし、土が落ちると植物の根を傷めますので根張りが良い株限定でお願いします。
宿根性の雑草が多いので残るとまた芽が出てきます。出来る範囲で綺麗にしてあげます。
ただし、育てている植物の根を傷つけ過ぎない様に注意して下さい。
②種を飛ばさない様に注意する。
植物は色々な仕組みで”種”を残そうとします。面白いものです。
しかし雑草に対しては少々厄介に感じます。
少しご紹介します。
カタバミ科の雑草です。三つ葉のクローバーの様な葉をしています。小さな花も良く着き、可愛くも感じてしまいます。
が、曲者です。繁殖力は凄く、株でも増えてますし、種でとても良く増えます。花屋の敵です。
上の写真は種の詰まっている袋です。成熟した状態で刺激が加わると爆発し種を撒き散らす作りになってます。おそらく1m位は飛んでるのではないかと思います。
また、種は0.5mmも無く見えづらい上、皮膚や服など色々な物に付きやすいので、知らぬ間に種を運んでしまうこともあります。
以上の様に、地上部が傷んでも根で残り、種を飛ばしたり運ばせたりして範囲を広げる傾向の雑草が多いです。
対策としては、
『種になる前に根こそぎ取る』が一番です。除草剤でもいいです。(取り扱い注意下さい。)
越冬するため種を作ろうと秋に花が良く咲きます。種になる前に取り去ってあげると後が楽です。
今頃からのおすすめ作業です。
宜しくお願い致します。