前投稿で書かせて頂きました内容の具体的な作業をご紹介したいと思います。
当店のキュウリ苗は接ぎ苗を取り扱っております。
品種は”夏ばやし”で台木は台木用カボチャの”スターク”です。
自根苗よりも病気に強く、連作障害にもなりにくいメリットがあります。
それでは作業ご紹介致します。
①幼子には優しく。
苗は外力に弱いですので強風にやられないように支柱などを建て守ってあげて下さい。
②生長を導いてあげる。
まず、写真の青線を境に上が”夏ばやし”、下が”スターク(台木)”です。
ここで問題があります。
写真の赤丸は台木の新芽なので取り除く必要があります。
幼い接ぎ苗は”夏ばやし”vs”スターク(台木)”の勢力争いが行われています。しかもどちらかと言うと台木の方が強いです。”夏ばやし”がある程度大きくなるまで台木からの芽は掻いてあげます。
“夏ばやし”が大きくなれば台木からの芽は出にくくなっていきます。
続いて、更にサポートします。
葉の付け根に見える腋芽を取ってあげます。
まだ幼い苗の内に腋芽を生長させてしまうと主軸である幹(親ツル)の生長を邪魔し、成果に関わってきてしまいます。
地面から約20cmの範囲にある腋芽はすべて取ってあげます。
腋芽に取られる力が幹(親ツル)の生長に行くので太く大きくなります。
生長し高さが1mを超えたら親ツルの先端を切り(摘芯)今度は腋芽(子ツル)に力を流しツルを伸ばしてあげると安定した実と収穫量が期待できます。
③可愛がりすぎない。
水のあげすぎに注意です。根の生長と共に水の必要量が変わってきます。是非観察し水の欲しがるタイミングを探ってあげて下さい。
なお、当店取り扱い苗は”芽掻き”や”支柱”作業などある程度処置済みです。
作業が追い付かず処置出来ていない物もありますが宜しくお願い致します。
長くなってしまいましたが以上です。
また投稿したいと思います。
宜しくお願い致します。