こんにちは。
今回はモミジの”鉢植え”についての作業を紹介します。
↓盆栽鉢でなく一般的な植木鉢に入っている商品です。庭植えにはこちらのタイプです。
基本的な工程は先日投稿しました『モミジ盆栽の作業(①植え替え)』と同じです。
本投稿は鉢植えタイプ植え替えの留意点をご紹介致します。
上の写真を見て頂きますと、幹先端の方は元気な枝が生えているのに対し、幹中腹の枝ぶりがさみしく感じられます。基本的に先端の方に力が集まる事は植物によく言えますが、バランス良く葉がしげる様に先端の勢いを抑え、中腹にも力が行くようにする方法を紹介します。
まずは、
1)枝の剪定
幹先端から出ている新しい枝は1~2本残し間引きます。それ以外の枝も込み合っていたら間引いていきます。あまり幹先端側に新芽(枝の節毎に膨らみが確認できると思います)が多いと幹先端側だけ勢いが付いてしまいます。
2)根の剪定
地上部の幹、枝と、地下部の根の勢いは比例しています。
地上部の元気の良い枝に対し、地下部の元気の良い根が有ります。
切ると思わぬ所の枝枯れ等のリスクは有りますが、当店では一部切除し勢いのバランスを取ります。(盆栽でも使われる技術です)
すると比較的バランス良く葉がしげる様になります。
少々リスクは有りますので、ご参考程度の扱いでお願い致します。
宜しくお願い致します。